授業時間は1レッスンが2時間、午前の部が10時から12時まで、午後の部が13時から15時までとなっています。午前中の授業がよいのか、午後の授業がよいのかは、自分の希望でとれますが、レベルによって午前、あるいは午後しか開講されないこともありますので、事務所に足を運んで確認する必要があります。
授業は月曜から金曜まで毎日行われます。
全60時間です。
料金は3,500バーツです。
他の学校に比べて1講座あたりの料金が高いように感じられますが、授業時間が全部で60時間ですから1時間当たり、およそ60バーツになります。
コストパフォーマンス的にも、かなり優れています。
授業は毎回、先生が用意した5つほどの重要単語、あるいは熟語、構文を中心に進められます。
授業はすべてタイ語です。
はじめて出てきた言葉を説明する際には英語も用いられますが、先生がシチューエーションを設定して、その言葉の意味をなんとなく連想できるように進めてくれるため、理解できないことはまずありません。
私の教わった先生は過去に日本語の勉強をした経験があったため、英語でよくわからないときは、日本語で説明してくれたことも助かりました。
ちょっと前まで、AUAチェンマイ校には日本人がたくさん通っていたそうです。
そのせいもあり、古くから教鞭をとっている先生のなかには、片言程度の日本語を話せる人もいます。
今ではチェンマイにも日本語で教えてくれるタイ語学校が増えたため、AUAで学ぶ日本人はめっきり減ってしまいました。
新しく出てきた単語、構文などを先生がひととおり説明したあとは、その単語、構文を使って文章を作る練習です。
いちいち紙に書いたりはしません。
黒板に書かれた例文を参考に、頭のなかで即席の文章をつくらなければいけません。
一人ひとりの生徒を先生が名指ししてきますが、順番はランダムです。
はじめに指名されてしまうと、考える暇もほとんどありませんので、けっこう焦ります。
しかも、私が教わったブンマーク先生のモットーは、「授業は明るく楽しく笑いながら進めよう」です。
AUAのなかでも人気が一番高い名物教師だけに、その授業の面白いこと。
簡単なタイ語を駆使して次から次へと繰り広げられるジョークの連発に、教室には笑いが絶えませんでした。
しかし、しかしですよ。
教室全体がその雰囲気になじんでしまうと、生徒の側もそれに合わせて笑いをとろうと懸命になるのですよ。
特に欧米人はジョーク好きです。
そして、上手いです。
ジョークを言うのも、切り返すのも。
気の利いたユーモアを披露することが教養の高さを物語る彼らの社会では、即席でジョークのひとつもいえないやつは知識人じゃない、なんて思っているかどうかは知りませんが、そんな雰囲気がなんとなくびんびんと伝わってくるのですよ。
ですから、即席で文章をつくる際にも、みんなを笑わせる文章をつくらないといけないのです。
何気ない話にも、オチをつけることを良しとする関西人と同じ思考を要求されるのです。
こうなるともうタイ語を勉強しながらも、お笑い芸人養成所に来てしまった感覚になります。
なんとか笑わせようと考えてセンテンスをひねり出し、よしこれならいけるとほくそ笑み、自信たっぷりで口にしたときの周りの冷めた視線・・・。
どう突っ込みを入れてよいのか困り、固まって動かない先生、笑う準備をしながらも笑えずに引きつっている生徒たち・・・。
「すべったぁ」と思っても、もうどうにもなりません。
何秒かしたあと、気を取り戻した先生が「はい、次」と、なんのコメントもなく通り過ぎていくと、「あ、痛ぁ」と思わずつぶやいてしまいます。
どんなセンテンスをつくればよいものか、毎回けっこう悩みましたが、ただなんでもいいから文章をつくるよりも、ひと工夫もふた工夫もさせられたことで、タイ語力はめきめきと上達したようです。
素直な感想ですが、タイ語を純粋に話したい、聞きとりたいと思うのであれば、AUAチェンマイ校はかなりおすすめできます。
そして、できれば、ブンマーク先生の授業をとることをおすすめします。
ユーモアのセンスとタイ語を、ともに学べますよ。